コロナ禍をテーマにしたアーティストたちのインタビュー集「混沌を生き抜く ミュージシャンたちのコロナ禍」が3月19日に発売される。
本書は2部構成で、第1部には2020年中頃、新型コロナウイルス蔓延防止のための自粛要請を受け、ほとんどのライブの現場がストップしているときに行われた細美武士(ELLEGARDEN、the HIATUS、MONOEYES)とTOSHI-LOW(BRAHMAN、OAU)によるthe LOW-ATUS、SUGIZO(LUNA SEA、X JAPAN)、SKY-HI、佐藤タイジ(シアターブルック)、薫(DIR EN GREY)、マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)のインタビューを収録。第2部には2021年秋から冬にかけての、ライブ活動が再開されつつあった時期に実施された上記6組への追加取材に加え、曽我部恵一、近田春夫のインタビューが収められる。なお第1部の6組のインタビューはWebメディア・君ニ問フの特集「コロナ禍と表現者たち」掲載記事を加筆・修正したものとなっている。
また本書の第1部にはコロナ禍において音楽業界のための支援活動を行っているWatusi(COLDFEET)のインタビュー、第2部には清春とLOFT PROJECT代表の加藤梅造氏の対談も掲載。著者はジョー横溝で、カバー、表紙、各部の扉にはチバユウスケ(The Birthday)が撮影した写真が使用される。
本書の発売を記念し、TOSHI-LOWと薫の対談イベントが3月17日に東京・LOFT9 Shibuyaで開催される。会場での観覧チケットはすでに完売しているが、イベントの模様はジョー横溝のニコニコチャンネルにて配信でも視聴できる。
著者 ジョー横溝 コメント
人類がコロナに直面してから約2年が経ちました。流石にコロナという長いトンネルの入り口にいるわけではなさそうですが、出口に差し掛かっているとは断言できない感じで、「混沌」はまだ続いています。
それだけではありません。コロナが終息しても新しいパンデミックがまたいつ起こるかもしれません。
さらに、阪神・淡路大震災、東日本大震災など多くの災害を経験した私たちは、ウイルスだけでなく、災害や事故などで社会が「混沌」とした状況になることも知っています。もっと言えば、現代社会は、平時と呼ばれる時も「混沌」と言えるような気がします。
この本が、すべての人のこの世界の「混沌を生き抜く」一助になれば幸いです。
ジョー横溝「混沌を生き抜く ミュージシャンたちのコロナ禍」収録内容
第一部 NO FUTURE
どんな状況でも生き抜いてやる the LOW-ATUS 細美武士×TOSHI-LOW
まずは自分自身を赦し、認めてあげること SUGIZO
面白くない時代なんてない SKY-HI
家におってもパーティーはできる 佐藤タイジ
どこかでリスクを承知で進まなきゃいけない DIR EN GREY 薫
この時間を意地でもいいものに変えたい マヒトゥ・ザ・ピーポー
Action1:一度失った文化を取り戻すには二百年かかる Watusi(COLDFEET)
第二部 STAY FREE
「生ききる」ってことでしかない the LOW-ATUS 細美武士×TOSHI-LOW
次世代のため、子どもたちの未来のために自分は存在している SUGIZO
「ビビりながら進む」以外に正解はない SKY-HI
どんな状況でもド根性でやり続けることはできる 佐藤タイジ
「創ること」を前にしたら世の中の状況は関係ない DIR EN GREY 薫
オルタナティブに生きる マヒトゥ・ザ・ピーポー
Action2:一緒にサバイブしたい 清春×加藤梅造
今のこの世界をドキュメントしたのは誰だ 曽我部恵一
俺はこの状況を楽しむと決めた 近田春夫
「混沌を生き抜く」出版記念スペシャル対談!! TOSHI-LOW(BRAHMAN、OAU)×薫(DIR EN GREY)
2022年3月17日(木)東京都 LOFT9 Shibuya
<出演者>
TOSHI-LOW(BRAHMAN、OAU) / 薫(DIR EN GREY)
司会:ジョー横溝
配信URL:https://sp.ch.nicovideo.jp/joe-channel