株式会社Pヴァインが埼玉県川口市に竣工したアナログレコードのプレス工場VINYL GOES AROUND PRESSING(ヴァイナル・ゴーズ・アラウンド・プレッシング)が本格稼働。受注・生産を開始した。
レコードブームが起こる一方、国内のレコード生産工場が限られているため、アーティストがリリースをしたくてもタイムリーにリリースすることができない状況が続いている昨今。アナログレコードプレス工場としては国内4カ所目となるVGAPは、そのような状況を変え、より多くの作品をレコードにして世界中に届けたいという願いを込めて立ち上げられた。今後VGAPでは、Pヴァインが50年間で培ったレコードに関する知識や経験を存分に生かしながら、国内外のアーティストやレーベルからプレス製造を請け負っていく。
YouTubeではMUROをフィーチャーした工場の紹介映像が公開されている。
株式会社Pヴァイン 代表取締役社長 水谷聡男 コメント
Pヴァインの設立45周年に45回転のレコードを45タイトルリリースしたVINYLマラソンに続き、この度、P-VINE設立50周年のプロジェクトの一環としてアナログ・レコードのプレス工場「VINYL GOES AROUND PRESSING」を竣工いたしました。1975年の設立以来、社員一同、常にヴァイナルにコミットし、膨大なコレクションを有し、そして数々のタイトルをリリースしてきたPヴァインがこの50年で培ったレコードに関する全てをこのプロジェクトに注ぎ込みました。VINYL GOES AROUND PRESSINGは世界中からプレスのオーダーを受け付け、レコードを作りたいアーティストやレーベルの皆様の期待に応えてまいります。先日、ご逝去された弊社の設立者である日暮泰文氏の最期の仕事になりましたB.B.KINGのベスト盤を皮切りにレコードのプレスを開始しており、アーティストや評論家の皆様からもVINYL GOES AROUND PRESSINGのレコードは音が良いとのコメントを頂いております。ただし、まだ始まったばかりであり、もっともっと良くなると思っております。 世界中のレコードを愛する皆様に素晴らしいヴァイナルをお届けすべく日々努力をしていく所存です。Pヴァイン設立50周年にあたり、本プロジェクトを皮切りに来年にかけてたくさんのヴァイナルに関するエキサイティングなプロジェクト(P-VINYL 50 PROJECT)を企画しておりますので楽しみにして頂けたらと思います。
我々Pヴァインは、時代は変われどもそして手段は変われども、世界中の魅力的な音楽とカルチャーをあらゆるお客様のもとへ届けることを使命とし、「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら新たな領域へチャレンジいたします。