Official髭男dismのファンクラブツアー「FOUR-RE:ISM」が本日1月22日に愛知・Zepp Nagoyaでファイナルを迎えた。
グルーヴィに絡み合う4人の演奏
「FOUR-RE:ISM」は普段、総勢10名ほどのサポートミュージシャンを迎えた大編成でライブを行っているヒゲダンが4人だけで全国5都市のZeppを巡ったツアー。2025年には国内累計ストリーミング再生数が100億回を突破し、スタジアムツアーを成功させるなどスケールアップを続ける彼らにとってレアな公演となった。本稿では昨年12月23日に行われ、ヒゲダンの2025年ライブ納めとなった東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の模様をレポートする。
アグレッシブなギターサウンドの「ホワイトノイズ」で会場のテンションを一気に引き上げたヒゲダン。超満員の観客へ感謝を伝え、水分補給を促した藤原聡(Vo, Piano)は「ライブハウスと4人編成に似合う、工夫を凝らしたセットリストを組みました。人によってはわからない曲があると思いますが、その曲との出会いの記念日にしてください!」と語った。その言葉通り、ライブは「Rolling」「Driver」といったレア曲を交えながら進行。グルーヴィに絡み合う演奏と抜群のコンビネーションで、ライブバンドとしての実力が改めて提示される。「Anarchy」はひさびさにシングルバージョンで披露され、歪んだベースが熱狂を誘った。
藤原聡がリクエスト曲を弾き語り
スタジアムという大舞台を経たヒゲダンだが、観客との距離の近いスタンスは変わらず、曲間には和やかなトークがファンを楽しませる。藤原が一時退場すると、小笹大輔(G)がドラム、楢﨑誠(B)がギター、松浦匡希(Dr)がベースを担当し、「愛なんだが…」をAメロまで演奏して観客を沸かせるひと幕もあった。3人はこのパートチェンジをライブのみで練習しているという。再びステージに戻った藤原は「10年前の俺たちからしたらZeppというだけでビビるのに、まさかステージで練習をしているとはね……」とツッコみ、笑いを起こした。
「みんなが今日、証明してくれた。やっぱりライブハウスって楽しい! そうじゃない!?」と語り歓声を浴びた藤原。次のナンバー「What's Going On?」ではハンドマイクで会場中のファンとアイコンタクトしながら熱いステージを展開する。「ゼロのままでいられたら」をしっとりと聴かせたのち、ステージに1人残った藤原は観客からリクエストを募ることに。そして「LADY」と、“スタジアムバージョン”の「I LOVE…」を弾き語り、胸に迫るような歌声を響かせた。さらに彼は、2階の親子席から時折聞こえる子供の泣き声に「いい音が聞こえるね。気にしなくていいからね」と反応しつつ、この季節にぴったりの「Subtitle」「ニットの帽子」の弾き語りで会場に感動をもたらした。
何人編成だろうが、どこでライブしていようが
ステージにメンバーが戻り、“これまでとこれから”に思いを馳せる「B-Side Blues」を丁寧に奏でてから、藤原はこのツアーについて言及。「仲間に囲まれてライブをするのは楽しいけど、4人の出発点を忘れたくないなと思いました。4人でリハをやってみると、今まで以上にみんなの音がよく聞こえて、お互いの“言語”がわかるような気がしました。懐かしい気持ちもありながら、ちょっとずつアップデートされているのを感じて。この頼もしくなった4人で、素晴らしいミュージシャンとまたライブをやっていけたらと思います」と思いを明かした。
そしてライブ終盤、ヒゲダンは約7年ぶりのノンタイアップシングルとしてリリースした「Sanitizer」をじっくりと届けバンドの最新のモードを提示。さらに「異端なスター」「Stand By You」で観客とひとつになり、ピースフルなムードを広げた。「何人編成だろうが、どこでライブしていようが、その音楽の真ん中に4人の音があれば、それが、Official髭男dismの“らしさ”!」と藤原が叫び、ラストナンバーとして奏でられたのは「らしさ」。4人はすべてを出し切るように全身全霊のパフォーマンスを繰り広げた。
「SWEET TWEET」でご機嫌にスタートしたアンコールでは、地元・松江でのローカルな思い出が語られる。当時の記憶が薄いという楢﨑は、「今日のほうが記憶に残る!」と断言し喝采を浴びた。そして12月29日にリリースが控えていたエネルギッシュな新曲「Make Me Wonder」が披露されたのち、ロックチューン「FIRE GROUND」で誰も彼も拳を突き上げる中でライブはフィナーレへ。4人は充実感とファンへの感謝をあふれさせながらステージをあとにした。
なおファイナル公演の模様はファンクラブ会員向けにライブ配信された。アーカイブ配信は1月28日まで。4月4日にはヒゲダンが全国17カ所を巡るホール&アリーナツアーがスタートする。
セットリスト
「OFFICIAL HIGE DANDISM one-man tour FOUR-RE:ISM」2025年12月23日 Zepp DiverCity(TOKYO)
01. ホワイトノイズ
02. ノーダウト
03. Rolling
04. Driver
05. Anarchy
06. パラボラ
07. 愛なんだが…
08. What's Going On?
09. ゼロのままでいられたら
10. LADY(弾き語り)
11. I LOVE…(弾き語り)
12. Subtitle(弾き語り)
13. ニットの帽子(弾き語り)
14. B-Side Blues
15. Sanitizer
16. 異端なスター
17. Stand By You
18. らしさ
<アンコール>
19. SWEET TWEET
20. Make Me Wonder
21. FIRE GROUND
公演情報
OFFICIAL HIGE DANDISM one-man tour 2026
2026年4月4日(土)宮城県 仙台サンプラザホール
2026年4月5日(日)宮城県 仙台サンプラザホール
2026年4月17日(金)福岡県 福岡サンパレス
2026年4月18日(土)福岡県 福岡サンパレス
2026年4月25日(土)高知県 高知県立県民文化ホール オレンジホール
2026年4月27日(月)高知県 高知県立県民文化ホール オレンジホール
2026年5月3日(日)新潟県 新潟県民会館 大ホール
2026年5月4日(月)新潟県 新潟県民会館 大ホール
2026年5月10日(日)大分県 iichikoグランシアタ
2026年5月12日(火)長崎県 アルカスSASEBO 大ホール
2026年5月21日(木)山形県 やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)
2026年5月23日(土)秋田県 あきた芸術劇場ミルハス 大ホール
2026年5月30日(土)広島県 広島文化学園HBGホール
2026年5月31日(日)広島県 広島文化学園HBGホール
2026年6月11日(木)北海道 帯広市民文化ホール
2026年6月13日(土)北海道 コーチャンフォー釧路文化ホール(釧路市民文化会館)
2026年6月20日(土)北海道 札幌文化芸術劇場hitaru
2026年6月21日(日)北海道 札幌文化芸術劇場hitaru
2026年7月3日(金)愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
2026年7月4日(土)愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
2026年7月11日(土)東京都 SGC HALL ARIAKE
2026年7月12日(日)東京都 SGC HALL ARIAKE
2026年7月18日(土)大阪府 大阪城ホール
2026年7月19日(日)大阪府 大阪城ホール
2026年7月25日(土)神奈川県 Kアリーナ横浜
2026年7月26日(日)神奈川県 Kアリーナ横浜


