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高橋幸宏、40年前のソロデビュー作「Saravah!」を今の歌声で再録

アルバム「Saravah!」発売時、1978年当時の高橋幸宏。
7年以上前2018年08月24日 8:05

高橋幸宏が40年前の1978年6月に発表したソロデビューアルバム「Saravah!」が、ボーカルパートをすべて新録し新たなミックスダウンとマスタリングを施した「Saravah Saravah!」となって10月24日にリリースされることが決定した。

「Saravah!」は当時26歳だった高橋が、Yellow Magic Orchestraでの活動を始める直前に高橋ユキヒロ名義で発表したソロアルバム。サディスティック・ミカ・バンドで活動を共にした加藤和彦や高中正義をはじめ、細野晴臣や山下達郎といったアーティスト仲間もレコーディングに参加しており、坂本龍一が共同プロデュースおよび編曲を担当した。「Saravah Saravah!」は良好な状態で発見された当時のマルチトラックを元に、オケパートはそのままに現在の高橋の歌声で再録した作品だ。

デビュー作のマルチトラックと40年ぶりに向き合った高橋は「近年のハードディスクでのレコーディングにすっかり慣れてしまっていた自分にとって、40年前の同時録音の演奏は目からウロコでした」とコメント。「40年前の作品が、まさに、“今の自分”の作品になったと思う」と「Saravah Saravah!」の仕上がりについて語っている。また高橋は11月24日に東京・東京国際フォーラム ホールCにて、旧知の仲間たちと共にアルバム「Saravah!」を全曲再現するソロ活動40周年記念ライブ「Saravah! 40th Anniversary Live」を行う。

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

高橋幸宏 コメント

まだ僕が26歳だった時のソロデビュー・アルバム「Saravah!」。
当時のマルチ・テープが奇跡的に綺麗なまま残っていたおかげで、本当にかねてからの念願だったヴォーカルを全曲いまの僕の声で録り直すことができました。もちろん、オケの全てのバッキング・トラックは当時のままで。今更ながら、レコーディングに参加してくれた皆さんの演奏の巧さ(楽器、コーラス、その表現力)、教授のアレンジ等々、もう全てが素晴らしく、近年のハードディスクでのレコーディングにすっかり慣れてしまっていた自分にとって、40年前の同時録音の演奏は目からウロコでした。
ミックスダウン、マスタリングもきっちりやり直して、40年前の作品が、まさに、”今の自分”の作品になったと思う。
皆さん、是非聴いてやってください。
高橋幸宏

高橋ユキヒロ「Saravah Saravah!」収録曲

01. VOLARE(NEL BLU DIPINTO DI BLU)/ ボラーレ
02. SARAVAH! / サラヴァ!
03. C'EST SI BON / セ・シ・ボン
04. LA ROSA / ラ・ローザ
05. MOOD INDIGO / ムード・インディゴ
06. ELASTIC DUMMY / エラスティック・ダミー
07. SUNSET / サン・セット
08. BACK STREET MIDNIGHT QUEEN / ミッドナイト・クィーン
09. PRESENT / プレゼント

高橋ユキヒロ<Saravah! 40th Anniversary Live>

2018年11月24日(土)東京都 東京国際フォーラム ホールC

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