JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

70年代「日本語ロック論争」についてEテレで放送、当時の日本人にとって洋楽とはなんだったのか

「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」シーズン4「21世紀の地政学」ポップス編 第2回より。(写真提供:NHK)
1年以上前2024年05月21日 9:02

NHK Eテレで5月24日22:30から、日本語ロック論争をテーマにした「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」シーズン4「21世紀の地政学」の「ポップス編」第2回が放送される。

「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」は、さまざまな国や時代のサブカルチャーを通して社会の空気の変化を追う歴史ドキュメンタリー。2022年の番組開始より、シーズン1「アメリカ編1950-2010s」、シーズン2「ヨーロッパ編」、シーズン3「日本編」が放送されており、現在オンエア中のシーズン4「21世紀の地政学」では「アイドル編」「ヒップホップ編」などジャンル別に細かくサブカルチャーを掘り下げている。「ポップス編」は先行して2月にNHK BSプレミアム4Kで90分番組としてオンエアされており、Eテレでは30分に分けて全3回で放送される。

日本語ロック論争は「ロックのメロディに日本語は乗らないので英語で歌うべき」と主張する内田裕也と、日本語詞のロックを制作していたはっぴいえんどのメンバーを中心とした、1970年頃の雑誌での座談会を発端とした論争。番組では、海外の音楽とどう向き合うべきかという葛藤の中で日本独自の表現を生んで人々の心を捉えた、はっぴいえんど、かぐや姫、そして一時代を築いたヒットメーカー筒美京平などが紹介される。また近田春夫もその頃の時代の空気を証言。当時の日本人にとって洋楽とはなんだったのかに迫る。

なお5月31日22:30には、海外アーティストのミュージックビデオを流すMTVの登場による、80年代の音楽と映像が一体化した表現の流行や、90年代半ばの小室哲哉による“小室サウンド”の時代を辿る「ポップス編」第3回を放送。5月23日24:00からは、The BeatlesやPink Floyd、Sex Pistols、Bay City Rollersなどを紹介した5月17日オンエアの「ポップス編」第1回が再放送される。

番組情報

NHK Eテレ「世界サブカルチャー史 欲望の系譜 シーズン4 21世紀の地政学」

ポップス編 第2回

2024年5月24日(金)22:30~22:59

ポップス編 第3回

2024年5月31日(金)22:30~22:59

ポップス編 第1回(再放送)

2024年5月23日(木)24:00~24:29

関連記事

「発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード2025~」ロゴ

「今年イチバン聴いた歌」にXG、LiSA、JO1、TXT、AiScReamら追加!小室哲哉×氷川きよしなどコラボも続々

約5時間
「細野ゼミ」メインビジュアル

細野晴臣が20世紀を経て向かう先

1日
「Hosono Record House」で販売されている冊子「HOSONO RECORD HOUSE Volume.1」。

細野晴臣のレコードがずらり!神保町の一角にオープンした「Hosono Record House」に行ってみた

1日
「Fussa 45 Studio Live 1976」のワンシーン。©︎THE NIAGARA ENTERPRISES INC.

「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」50周年盤に貴重スタジオライブ映像収録、BDは5.1ch化

1日
「細野ゼミ」メインビジュアル

細野晴臣が20年前に再び歌い始めた理由

3日
TM NETWORK

TM NETWORKドキュメンタリー&3人語る番組がBD化、ツアー追加公演詳細もわかる

4日
「The Covers 湘南フェス」公開収録の観客と写る、出演者たち。©︎NHK

「The Covers 湘南フェス」でCKB、郷ひろみ、Tani Yuuki、TUBE、hitomiが名曲披露

5日
「松本隆と風街さんぽ」書影

「どうだい、ぼくと“風街”めぐりをしないか?」CREA WEBの松本隆連載が書籍化

19日
「Hosono Record House」キービジュアル

細野晴臣の“今”をアナログレコードでたどるポップアップストアがオープン

19日
「EIGHT-JAM」ロゴ

今夜「EIGHT-JAM」YMO特集で細野晴臣のインタビューOA 岡村靖幸、砂原良徳、原口沙輔も登場

20日