細野晴臣のアナログレコードを扱うポップアップストア「Hosono Record House」が、本日12月19日から東京・New Galleryで開催されている。オープンに先駆けて昨日12月18日に内覧会が行われた。
「Hosono Record House」は、SPEEDSTAR RECORDSから発表された2007年の「FLYING SAUCER 1947」から2021年の「Music for Films 2020-2021」までの8作品に焦点を当て、“現在進行形の細野晴臣”の姿を立体的に伝えるコンセプチュアルな企画。神保町の一角にあるNew Galleryに足を踏み入れると、細野が1970年から現在に至るまでに発表した作品のアナログ盤が来場者を出迎える。
SPEEDSTAR RECORDS期の作品はもちろん、はっぴいえんど、YMO時代の懐かしい作品も。細野晴臣というアーティストのキャリアの一端をアナログ盤を通して感じられる仕掛けだ。その中には、「Hosono Record House」で購入できる1975年発表のシングル「絹街道」、1976年発表のシングル「北京ダック」の7inch再発盤も。
さらに店内に歩を進めると、「Hosono Record House」のために作られた冊子をはじめ、初夏に開催された企画展で販売された書籍「細野さんと晴臣くん」、「細野観光1969-2019」「映画を聴きましょう」といった細野の思考が詰め込まれた書籍がずらり。「Hosono Record House」のために制作された冊子には、SPEEDSTAR RECORDS時代の作品を振り返るロングインタビューを収録。作品の副読本としても最適な内容となっている。
会場の壁に貼られたポスターには、ポップアップストアの主軸となる作品の解説や、細野のコメントが掲載されている。いずれも味わい深いイラストが添えられているので、アナログ盤とあわせてチェックしてみよう。
そのほか、「Hosono Record House」のキービジュアルを大きくプリントしたトレーナーや、カクバリズムとスタイリストの伊賀大介がプロデュースした細野セレクトによる架空のレンタルビデオショップ「HOSONO VIDEO HOUSE」のパーカー、細野の顔をあしらった灰皿やマグカップなど、アパレルから普段使いができる雑貨まで多数のアイテムがラインナップされている。
店内が細野晴臣一色に染まった「Hosono Record House」は、1月25日まで開催中。年末年始は休廊期間があるので、詳細はNew Galleryのサイトで確認を。なお「Hosono Record House」の開催に合わせ、細野作品の広大な世界の一端に触れられるデジタルミュージアム「HOSONO MANDALA」もプレオープン。正式オープンは2026年夏頃に予定されている。
Hosono Record House
2025年12月19日(金)~2026年1月25日(日)東京都 New Gallery
休廊:12月29日(月)~1月5日(月)、月曜(1月12日を除く)
開館時間:12:00~19:00
メイン8作品
・「FLYING SAUCER 1947」(2007年9月発売)
・「HoSoNoVa」(2011年4月発売)
・「Heavenly Music」(2013年5月発売)
・「Vu Jà Dé」(2017年11月発売)
・「万引き家族(オリジナル・サウンドトラック)」(2018年6月発売)
・「HOCHONO HOUSE」(2019年3月発売)
・「あめりか / Hosono Haruomi Live in US 2019」(2021年2月発売)
・「Music for Films 2020-2021」(2021年12月発売)


