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BTSカムバック、J.Y.Park辞任……|2026年3月のK-POP

今月のイラスト:完全体でカムバックしたBTS。
7分前2026年04月08日 10:03

大きな話題から気になる小ネタまで、“最近のK-POP”をまとめて振り返るマンスリー連載「K-POP、最近どう?」。BTSの3年9カ月ぶりのカムバックが大きな話題となった3月ですが、季節の変わり目ともあってか、ENHYPENメンバーの脱退やJ.Y. ParkのJYP取締役辞任など、契約にまつわるニュースがこれまでの月と比べて多く見られました。本稿では、そんな3月のK-POPシーンから、印象的な出来事をピックアップしてお届けします。

文 / 岸野恵加 イラスト / ちぎりパン

1. “王者”がついにカムバック

世界中がこの時を待っていた──BTSがついに約3年9カ月ぶりにカムバックを果たし、祝祭のような空気がK-POP界を包んだ3月。20日にリリースされたニューアルバム「ARIRANG」は、大人の魅力が光るリード曲「SWIM」や韓国の民謡をサンプリングした「Body to Body」など、14曲が収録されたボリュームたっぷりな作品です。韓国・光化門広場で21日に行われたカムバックコンサートはNetflixを通じて世界に配信され、「完全体でステージに立てることがうれしくて仕方がない!」という声が聞こえてきそうな、メンバーの笑顔が強く印象に残りました。デビュー20周年を迎えるBIGBANGもカムバックとワールドツアー開催を予告しており、“王者”が続々帰還する今年のK-POPシーンは、大きくシフトチェンジしそうです。

そのほかにもニューリリース作品が続々。EVERGLOWは3日に4thミニアルバム「CODE」をリリースし、4人体制となってから初のカムバック。表題曲では強烈なサウンドに乗せて、メンバーがエネルギッシュな歌とダンスを披露しています。同日、ISTエンタテインメントから7人組ボーイズグループ・TUNEXXがデビュー。ドンギュ、インフら「BOYS II PLANET」参加者が多く所属しており、7人中6人が2005年生まれというメンバー構成も話題を集めました。

NOWZは4日に日本デビューを果たし、ABEMAではグループの魅力を掘り下げる日本初のバラエティ番組の配信も。またYENAが11日に発表した「Catch Catch」は、レトロで中毒性の高いサウンドやファッションが「第2世代を彷彿とさせる」と注目の的となり、ダンスチャレンジが流行しました。P1Harmonyは12日に9thミニアルバム「UNIQUE」でカムバック。グループ初のハーフミリオンセラーを記録したほか、米「Billboard 200」で4位にランクインするなど、キャリアハイを記録し続けています。またメンバー全員の個人Instagramアカウントも開設されました。

ITZYの最年少メンバー・ユナは、懐かしさを感じるメロディラインが耳に残る「Ice Cream」で23日にソロデビュー。音楽番組に出演するたび、華やかなビジュアルでも視聴者を魅了しています。またVERIVERYのカンミンも、26日にデビュー作「Free Falling」をリリースして、ソロアーティストとしての魅力を開花。自ら作詞に参加し、自身が直面した不安をありありと描き出しました。

Baby DONT Cryは1stミニアルバム「AFTER CRY」を24日にリリースし、“涙”をテーマとした3部作を始動。Red Velvetのアイリーンは1stフルアルバム「Biggest Fan」を30日に発表し、初のアジアツアーを5つの地域で開催することも告知しました。Kep1erは31日に6人体制では初となるカムバック。8thミニアルバム「CRACK CODE」のリード曲「KILLA (Face the other me)」は指を噛む振付やエッジボイスがインパクト抜群で、グループの新境地を切り開いています。

このほか3月は、WOODZ、H1-KEY、NouerA、オンユ(SHINee)、AB6IX、ヒョヨン(少女時代)、ウォンピル(DAY6)、チャン・ハヌムらも新作を発表。Hearts2Heartsは初の日本語歌唱曲となる「RUDE!」のJapanese Ver.をリリースし、iznaは伊藤園「Relax JASMINE」のタイアップソングとして書き下ろされた初の日本オリジナル曲「Love All」を配信リリースしています。

2. ヒスン脱退、JYP辞任、ZEROBASEONE新体制…

3月は、アーティストの進退にまつわるトピックも多数明らかになりました。特に激震が走ったのは、ENHYPENの最年長メンバー・HEESEUNG(ヒスン)の突然の独立。彼はデビューから約5年半グループを牽引してきた存在で、今後ソロアーティストとしてアルバムをリリースする予定です。一方、6人体制となったENHYPENは、4回目のワールドツアー「BLOOD SAGA」の開催を予告しました。

ZEROBASEONEは韓国で13~15日に行われたアンコールコンサートにて、9人体制の活動を終了。グループを離脱したジャンハオ、リッキー、キム・ギュビン、ハン・ユジンは、元EVNNEメンバーのスンオンとともに新グループ・AND2BLEのメンバーとしてデビューすることが発表されています。また足首の骨折によりワールドツアーの北米公演を欠席していたTWICEのダヒョンは、活動を一時中断して回復に専念することに。SMエンタテインメントとの契約を1月に終えたBoAは、“友達(pal)”というフレーズを冠した個人事務所・BApal Entertainmentを設立し、新たな一歩を踏み出しました。

SHINeeのテミンは、G-DRAGONや俳優のソン・ガンホが所属するGalaxy Corporationと専属契約を締結。またテミンが所属していたBig Planet Madeエンタテインメントと同じOne Hundred傘下のレーベルに所属するTHE BOYZ、VIVIZ、イ・ムジンらがそろって専属契約解除を事務所に伝えたと報じられており、波紋が広がっています。

ONFはメンバー全員でKIエンターテインメントに所属することを発表し、日本人メンバーのUは、本名のYUTOに活動名を変更。今後はメンバー自らがプロデュースに参加することも予告されており、ファンの期待が高まっています。体調不良により昨年7月から活動を休止していたKep1erのヨンウンは、グループ活動を終了することを6日に発表しました。

J.Y. ParkはJYPエンタテインメントの社内取締役を辞任し、アーティスト活動やK-POP産業にまつわる業務に注力することを発表。元I.O.I、gugudanのキム・セジョンは、Jellyfishエンターテインメントを離れることを日本のファンコンサートでファンに直接報告し、イ・ビョンホンらが所属する俳優事務所のBHエンターテインメントに移籍しました。またALPHA DRIVE ONEのジュンソが所属するWEiは、メンバーがそれぞれの活動に注力しつつ、グループ活動も継続していく方針を明らかにしています。

3. マリンルックで!IVEが少女時代カバー

こちらの章では、華やかなイベントや公演の様子を振り返ります。日本時間13日に授賞式が行われた第98回アカデミー賞では「K-POPガールズ! デーモン・ハンターズ」とその主題歌「Golden」がそれぞれ長編アニメーション賞、歌曲賞に輝き、K-POP史上初となるオスカーを獲得。またパリやミラノなどで開催されたファッションウィークには、今回もさまざまなK-POPスターが華やかに参加しました。TOMORROW X TOGETHERのYEONJUN(ヨンジュン)はMIU MIUのショーでモデルとしてランウェイを歩き、堂々としたウォーキングで注目を浴びました。

世界を熱狂させたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、東京ドームで行われた韓国戦の始球式に、Red Velvetのウェンディ、NCTのジャニー、ATEEZのウヨンが登場し、ピッチングを披露。また12年来のファンの結婚式にウェンディがサプライズ登場し、生歌で祝福するという温かいエピソードも感動を呼びました。なおウェンディが2月28、3月1日に韓国で開催したソロコンサートにはRed Velvetのメンバー全員が駆けつけ、事務所が離れても揺るがないグループの絆を見せています。

1月にデビューしたALPHA DRIVE ONEは3月中旬に初来日し、「マイナビ 東京ガールズコレクション」や「CDTVライブ!ライブ!」に出演するなど、精力的な日本活動を展開。筆者も取材のためショーケースに足を運びましたが、積極的にファンと日本語でコミュニケーションを取ろうとするメンバーの姿と全員の華やかなオーラに、今後の活躍がますます楽しみになりました。

IVEはファンコンサートを21、22日に韓国で開催。脚線美が光るマリンルック衣装をまとって少女時代「Genie」をカバーし、客席に大きな歓声を起こしました。SUPER JUNIORは約3年ぶりとなるワールドツアー「SUPER SHOW 10」の日本最終公演をベルーナドームで開催。デビュー20周年の貫禄漂うパフォーマンスで沸かせました。またBABYMONSTERは2度目のワールドツアーの詳細を発表。夏に行われる日本ツアーでは、初のドーム規模公演を京セラドーム大阪で行います。そしてiKONは除隊したメンバー4人により、2年ぶりのコンサートを5月に韓国で開催予定。ファンの期待が高まっています。

4. BLACKPINKリサが千葉に行った理由

最後に、その他のトピックをランダムで列挙します。3日にはハンリム芸能芸術高校で入学式が行われ、KiiiKiiiのキヤ、tripleSのソア、idnttのギュヒョク、LNGSHOTのルイらが、フレッシュに高校生活をスタートさせました。

またSEVENTEENから6組目のユニットとして、VERNON(バーノン)とTHE 8(ディエイト)によるユニットが誕生。6月を目処にアルバムをリリースすることが告知されました。入隊中のJEONGHAN(ジョンハン)は沖縄で休暇を楽しむプライベートショットをInstagramで公開し、同じく入隊中のHOSHI(ホシ)は14日に新曲「アギジャギ」を発表。またBLACKPINKのリサは来日時に市川市動植物園を訪問し、SNSで話題のニホンザル・パンチくんに会いに行った様子をSNSで公開しました。

日本ではサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」シリーズの第4弾「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」の放送が26日にスタート。SEKAIプロデューサーを少女時代のスヨンが務めており、少女時代の楽曲で振付制作に携わった仲宗根梨乃も、ダンストレーナーとして参加。2人の再会も話題を集めました。また番組には、MIRAEのパク・シヨンやPICKUSの安部結蘭、浅香孝太郎、ヒョンスンら、デビュー経験者も練習生として名を連ねています。

TikTokではおだまよによる「頑張りたいソング」に乗せたチャレンジが流行。画面を3分割して大所帯グループのメンバーがぴょこぴょこと動くバージョンもあり、アイドルたちのかわいらしい「頑張って」という応援を浴びるだけで活力が湧いてきます。また千葉雄喜& Lil Moshpitの「アニョハセヨ」もSNSでバズを起こし、TWICEやIVE、ENHYPEN、RIIZEなど、数多くのアイドルがチャレンジ動画を投稿しています。

【2026年3月】音楽番組、最近どう?

3月に放送された韓国の主要音楽番組で、1位を獲得した楽曲をご紹介します。今月首位を獲得したのはIVE「BANG BANG」「BLACKHOLE」、Hearts2Hearts「RUDE!」、P1Harmony「UNIQUE」、BTS「SWIM」、BLACKPINK「GO」。「RUDE!」と「GO」は2月リリースの楽曲ながらも3月中旬にチャートインするヒットを見せています。

また「M COUNTDOWN」の新MCに、TREASUREのソ・ジョンファン、ZEROBASEONEのパク・ゴヌク、そしてKickFlipのゲフンというバラエティ豊かな経歴を持つ3人が就任。またITZYが2020年に発表した楽曲「THAT’S A NO NO」がチャートを逆走するヒットを飛ばし、「M COUNTDOWN」ではスペシャルステージも披露されました。また日本の“KAWAII”カルチャーを体現するCUTIE STREETが、26日に「M COUNTDOWN」に初出演。「かわいいだけじゃだめですか?」を韓国語で歌い、新鮮な風を吹かせました。

SHOW CHAMPION

3/4 IVE「BLACKHOLE」
3/11 BLACKPINK「GO」
3/18 P1Harmony「UNIQUE」
3/25 BTS「SWIM」

M COUNTDOWN

3/5 Hearts2Hearts「RUDE!」
3/12 BLACKPINK「GO」
3/19 Hearts2Hearts「RUDE!」
3/26 BTS「SWIM」

Music Bank

3/6 IVE「BANG BANG」
3/13 IVE「BANG BANG」
3/20 P1Harmony「UNIQUE」
3/27 BTS「SWIM」

Show! Music Core

3/7 IVE「BANG BANG」
3/14 Hearts2Hearts「RUDE!」
3/21 Hearts2Hearts「RUDE!」
3/28 なし

INKIGAYO

3/1 IVE「BANG BANG」
3/8 IVE「BANG BANG」
3/15 BLACKPINK「GO」
3/22 Hearts2Hearts「RUDE!」
3/29 BTS「SWIM」

今月のひとりごと

ライター 岸野

初のスパショ参加! SUPER JUNIORは面白すぎるトークがSNSで話題になりがちですが、極寒のベルーナを燃え上がらせるようなパフォーマンスに圧倒されました。同世代として勝手に誇らしい。

編集 獅々堀

CRAVITYソンミンさんInstagramにアップされてる東京Vlog、かわいくておしゃれですごい。

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