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アイドルたちの熱演や特別コラボ!あーりん、ハロプロ、でんぱ組.inc、≠MEら登場の「@JAM EXPO」

約2年前2022年09月04日 12:07

アイドルフェス「@JAM EXPO 2022」が8月26~28日に神奈川・横浜アリーナで開催された。

ライブイベント「@JAM」シリーズ最大規模のフェスとして毎年夏に行われている「@JAM EXPO」。今年の公演のうち初日の26日は出演アーティストによる選抜グループとAKB48グループがパフォーマンスする“スペシャルデー”、27、28日は佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)、でんぱ組.inc、つばきファクトリー、BEYOOOOONDS、≒JOY、≠MEら人気メジャーアイドルを含む大勢の出演者が競演する通常公演として行われた。2日目以降は横浜アリーナの外周通路上のステージが3年ぶりに復活し、6つのライブステージと1つのトークステージにアイドルたちが次々と登場。コロナ禍前に近づきつつある環境の中、会場に集まったアイドルファンはこの夏を熱く締めくくる「@JAM EXPO」を心ゆくまで満喫した。

初日

初日のスペシャルデーは16:00台に開幕し、メインステージのストロベリーステージだけでライブが進行。先日、てつや(東海オンエア)との結婚を発表して話題を集めた峯岸みなみ(ex. AKB48)が、「@JAM EXPO」の親善大使としてこの日のMCを担当した。出演グループが代わる代わる楽曲を披露して会場を盛り上げていく中、初日の目玉企画であるスペシャルコラボタイムに突入するとここでしか観られない特別なパフォーマンスが連続。26時のマスカレイド、虹のコンキスタドール、ナナランド、MyDearDarlin’、クマリデパート、#ババババンビといった現在のアイドルシーンの中心にいるグループがAKB48グループと楽曲を交換したり、コラボレーションしたりと、貴重なクロスオーバーで観客を楽しませる。特にまねきケチャ、drop、ナナランドというコレットプロモーションのアイドルが持ち曲とし、ライブアイドルシーンを幾度となく沸かせてきた楽曲「冗談じゃないね」をNGT48がカバーする場面や、ステージデビューしてからまだ2年半ほどのMyDearDarlin’がSKE48と「アイシテラブル!」をコラボするシーンは、普段活躍するフィールドや世代が異なるアイドル同士が交わる、この企画の醍醐味とも言える瞬間だった。

さらに、この日のトリを飾ったAKB48のライブにももクロのあーりんがスペシャルゲストとして参加する場面も。制服衣装を着て登場したあーりんは、AKB48史上最高難度のダンスと言われる「根も葉もRumor」でコラボパフォーマンスを繰り広げ、AKB48メンバーに負けないキレのある踊りでオーディエンスの視線を釘付けにした。ラストのフィナーレでは峯岸やあーりんを含むこの日の出演者がステージに勢ぞろい。AKB48の大ヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」が流れ始めると、全員で“おにぎりダンス”を息ぴったりに踊り、壮観な景色と平和な一体感を作り出した。

2日目

朝から夜まで横浜アリーナのあちこちで同時多発的にライブが行われ、「@JAM EXPO」らしいにぎやかさにあふれた2日目公演。親善大使の峯岸、総合司会のEON(ex. 大阪☆春夏秋冬)、沢口けいこ(ex. predia)、高見奈央(ex. ベイビーレイズJAPAN)による開会宣言を経て、ストロベリーステージにはTEAM SHACHI、我儘ラキア、わーすた、femme fatale、いぎなり東北産、真っ白なキャンバス、Devil ANTHEM.、Task have Fun、フィロソフィーのダンスらが次々に登場し、アイドル音楽の幅広さを感じさせる多彩なパフォーマンスが展開されていく。でんぱ組.incのライブでは定番曲「でんでんぱっしょん」でいつも通りパフォーマンスが締めくくられるかと思いきや、これまで「@JAM EXPO」の総合司会や親善大使を何度も務め、今年“殿堂入り”を果たした古川未鈴も途中からステージに合流。育休によって活動を制限している古川だったが、メンバーと一緒に初期曲「でんぱれーどJAPAN」をエネルギッシュに歌い、横浜アリーナをハイテンションな空気で包み込んだ。

この日はOCHA NORMA、つばきファクトリーといったハロー!プロジェクトのグループもストロベリーステージに。2日目のトリを担当したつばきファクトリーは人気のナンバー「今夜だけ浮かれたかった」や、最新シングル曲「アドレナリン・ダメ」を堂々とした歌とダンスで届け、ハロプロファン以外の観客もしっかりと魅了する。また、これとほぼ同時刻には、ストロベリーステージに次ぐ大きさをもつブルーベリーステージにラストアイドルの元メンバーである松本ももな、籾山ひめり、橋本桃呼と「JDOL AUDITION supported by TIF」の合格者からなる10人組の新グループ・高嶺のなでしこが登場。サウンドプロデュースを務めるHoneyWorksからの手紙を「@JAM」の橋元恵一総合プロデューサーが代読する形で、CDデビューが決定したことがサプライズで伝えられ、会場が歓喜と祝福の空気でいっぱいになった。

3日目

最終日も豪華出演者によるライブが目白押し。ハロプロからはBEYOOOOONDSとハロプロ研修生ユニット'22がストロベリーステージに登場した。ハロプロ研修生ユニット'22にとってはこの日が初めてのステージだったが、松原ユリヤ、小野田華凜、橋田歩果、村越彩菜、植村葉純の5人は会場の大きさに負けない、フレッシュかつパワフルなパフォーマンスを見せてオーディエンスを笑顔にした。同じくストロベリーステージに出演したクマリデパートのライブ中には2023年3月30日に初の東京・日本武道館公演が開催されることが会場のスクリーンを使用して発表され、場内に驚きと喜びの色が広がる。メンバーは目に涙を浮かべながら挨拶の言葉を述べると、出囃子としても使っている楽曲「おいでよ!クマリデパート!」を晴れやかな表情で歌唱。ステージ袖で見ていた同世代のアイドルたちが思わず号泣するほど、業界を支える中堅グループに夢や希望を与える心温まる瞬間だった。

指原莉乃がプロデュースを手がける≠MEや≒JOYも横浜アリーナに多くのファンを集めた。今年始動したばかりにも関わらずすでに大きな注目を浴びている≒JOYは熱気が立ち込めるブルーベリーステージに登場し、欅坂46「ガラスを割れ!」や初のオリジナル曲「≒JOY」で渾身のパフォーマンスを披露。客席エリアを埋め尽くす大勢のファン、袖から見守るアイドルの数が彼女たちの注目度の高さを証明していた。ストロベリーステージに現れた≠MEは最新曲「す、好きじゃない!」や、メンバーのハーモニーが聴く者を惹きつける「『君の音だったんだ』」を歌い、貫禄さえ漂う迫真のライブで会場を大きく盛り上げた。

自身が総合プロデューサーを務める浪江女子発組合に続き、ストロベリーステージにソロで登場したあーりんは、ももクロの夏の鉄板曲「ココ☆ナツ」で会場のテンションを一気に引き上げる。百田夏菜子、玉井詩織、高城れにの人形をカートに乗せて引き連れるという、コミカルなステージを繰り広げたかと思えば、ダンサブルな最新ソロ曲「Lady Cat」をAMEFURASSHIの愛来、小島はなとともにクールにパフォーマンスし、アイドルとして10年以上のキャリアを誇るあーりんならではの幅広い表現力を見せつけた。

最終日のストロベリーステージのトリを飾ったのは、10月をもって解散することが決定している26時のマスカレイド。最後の「@JAM EXPO」出演となる彼女たちは、夏のアイドルフェスに欠かせない代表曲「ハートサングラス」などを悔いを残さないように晴れ晴れとした表情で歌唱した。そしてフェスを壮大に締めくくるグランドフィナーレに移ると、「@JAM EXPO」恒例の@JAM ALLSTARSによるパフォーマンスの時間へ。出演アーティストによる選抜ユニット・@JAM ALLSTARSの今年のメンバーは、Appare!の朝比奈れい、アップアップガールズ(2)の鍛治島彩、ukkaの川瀬あやめ、クマリデパートの早桜ニコ、虹のコンキスタドールの清水理子。ステージ上に集合した出演者たちを背にした5人は、アイドルシーンの未来を照らすように「@JAM EXPO」のテーマソング「夢の砂 ~a theme of @JAM~」を力強く歌い上げ、フェスを大団円へと導いた。

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